2023年6月から11月にかけてカナダの西海岸のバンクーバーアイランドにあるポートハーディ(Port Hardy)から東海岸のハリファックス(Halifax)まで自転車で横断しました😌
【カナダ自転車横断旅を終えました😌】
— 悠太@🇨🇦🇺🇦バンクーバー | 2023年6月から自転車でカナダ横断終了🚲 (@yuta_vancouver) November 3, 2023
バンクーバーからバンクーバーアイランドの北にあるポート・ハーディへ向かい南のビクトリアへ。バンクーバーへ戻りハリファックスまで来ました。… pic.twitter.com/8pnzlplMsP
実際にカナダを自転車で横断して「これがないと死んだな・死んでたかも」と感じた場面がいくつかありました😱
今後カナダを自転車で横断しようと考えている方はぜひ参考にしてください💡
対クマ用グッズ
カナダにはクマがたくさんおり、毎年約40人以上の方がクマに襲われています。
対クマ用グッズとして必須なものは次の3つです。
- ベアースプレー
- ベアーベル
- ベアーバッグ・ロープ
ベアースプレー
ベアースプレーはクマがあなたを襲ってきた時に使うスプレー。
スプレーの中身は唐辛子に含まれるカプサイシンを使っており、クマの顔に噴射することで視力を一時的に失わせ、呼吸困難にさせます。
飛行機内への持ち込みが禁止となっているので、カナダ現地で調達が必須。値段はCAD 50前後(約5,500円)で Canadian Tire や Sport Chek、MEC などのお店で購入できます。僕は安く手に入れたかったので、Facebook Market で知らない方から安く買いました😌
- Sport Chek:Insect Repellants & Bear Safety | Sportchek
- Canadian Tire:Search Results | Canadian Tire
- MEC:bear spray | MEC
- Facebook Market:Facebook Marketplace | Facebook
ベアースプレーはクマに襲われた時に使う最終手段のアイテムで約5,500円でクマから身を守れるので必ず持っておきましょう。僕はカナダ横断旅を始めた当初スプレーを持っておらず、他の人からかなり心配されました。
ベアーベル
ベアーベルはクマと出会わないようにする為のアイテム。
ベルを鳴らすことによりあなたの場所をクマに知らせます。
じつはベアーベルはクマに効果がある科学的根拠は無く、ベアーベルを付けることによりクマと出会う確率が高くなるようです。
ただクマに遭遇した場合、ベアーベルを付けていないと 14%で襲われる一方で付けていれば100%襲われなかったという過去の研究があります。
引用:Do bear bells work? Or are you just an annoying hiker? | Advnture
個人的にはベアーベルは持っておいた方が良い派です。幸いにもカナダ横断中にクマには会いませんでしたが、一部の鹿や牛などの動物には効果がありスズの音色を聞いて逃げていきました。
また引っ張って音を出すベアーベルよりも、常に音が出るタイプのベルの方が走行中に自動で音がでるので自転車旅においては楽ですね😌
ベアーバッグとロープ・ベアーボックス
人間の食べ物をクマから遠ざける際にベアーバッグを使います。
クマは意外と鼻が良く、また雑食なのでテントの中に食べ物を入れておくと中まで入ってくる可能性があります😱食べ物やゴミ、歯磨き粉、日焼け止め、手指消毒剤などの香りが付いたものをすべて入れ、ロープを使って木に吊るします。
キャンプ場にはクマが食料を荒らせない倉庫があり、倉庫を利用しても食料を保管できます。
ただすべてのキャンプ場に倉庫があるわけではなく、またキャンプ場に泊まれず野宿が必要な場合はベアーバッグを使いましょう。
ベアーバッグに食べ物を入れて木に吊るすのが面倒くさい方は、クマが荒らせないベアーボックスもあります。僕個人的にはベアーバッグの方が折りたたみができるのでオススメ😌
- ベアーバッグ:Ursack
- ベアーボックス:BearVault BV500 Bear Resistant Food Canister
自転車ツール
自転車ツールもカナダ横断旅行に欠かせません。
自転車は人によってさまざまなので、もしかしたらあなたにとって必要ないと感じるツールもあるかもしれません。
あなたの自転車に当てはまるツールだけを参考にしてください😌
タイヤブート
タイヤブートはタイヤに穴が空いた際に応急処置で使うシール。
カナダ横断のルートにもよりますが、最低でも6,000キロの距離を移動しなければいけません。そして服や食料などの荷物を積んだ自転車は重量が重くなり、タイヤの消費が早くなります。
バイクショップはすべての町にあるわけではないので、時にはあなた自身で自転車を修理する必要があります。タイヤに穴が空いた状態で走行するとインナーチューブがパンクしやすくなりますので、タイヤブートの所持は必須。
インナーチューブ
パンク修理で一番辛いのは、せっかく修理をしたのにふさいだ穴がまたパンクして修理しないといけないこと。
旅行序盤にパンクした際はチューブを修理して再び利用しましたが、数十分後に再びパンクした経験が何度もあり、僕自身がパンク修理がかなり苦手なことに気づきました。
僕はパンクをした際、パンクしたインナーチューブを修理して使うのではなく新しいインナーチューブを常に利用しました。個人的には常に3つから4つの予備のインナーチューブを所持しておくことをオススメ💡
バイクショップはもちろん、Walmart や Canadian Tire、Sport Chek などのチェーン店でもインナーチューブが買えます💡
電動空気入れ
カナダ横断旅に関わらず自転車でプチ旅行を計画している人にもおすすめな電動空気入れ。
僕はカナダ横断旅で10回ほどパンクを経験しましたが、空気入れはかなり大変😱
ハンドポンプは持っていましたが、空気を入れるのにかなり時間がかかります。
特に終盤になると空気を入れるのも辛くなり、初心者の僕は空気を入れるだけで約30分ぐらいかかりまた体力をかなり消費しました。
何回かパンクを経験した後に電動空気入れを購入。
ボタンを押すだけで空気が入るので体力の温存、修理時間を短縮できるのが最大の利点です😌
バルブコアツール
バルブコアツールは、インナーチューブのバルブを着脱するツール。
新しく変えたインナーチューブのバルブはときどき空気の通りが良くない場合があるので、バルブコアツールも長期旅行には必須です。
ヘックスレンチ
自転車に使われるネジを調整する工具のヘックスレンチ。
シートやサドル、ブレーキやディレイラーの調整、ハンドルやステムの固定などに使用。ヘックスレンチは自転車旅においてなくてはならない必須ツールです。
チェーンオイル
チェーンをスムーズにするためのチェーンオイルも欠かせません。
チェーンオイルを使うか使わないかで進む距離も数十キロ変わります。またチェーンオイルを使わないとチェーンを痛めてしまいます。
雨の日も考慮して、ウェットタイプのオイルがオススメです。
ただ飛行機内に持ち込みはできませんので、カナダ現地のバイクショップで購入しましょう⚠️
クッションシート
毎日自転車に乗るとお尻が痛くなるので、クッションシートもあって助かりました😌
バイクパンツ
クッションシートを買わない方は最低でもバイクパンツは準備しましょう😌
パールイズミなどのブランドでも良いですが、僕は比較的値段が安い PRO BIKEKIT で購入しました💡
「YUTA-R27」のコードを利用すると10%割引されるので興味がある方は使ってください‼️
ProBikeKit ジャパン|ホイール、タイヤ、自転車パーツ、バイクアクセサリー
ライト
ライトは旅行に関係なく、自転車に乗る方は必須なアイテムです。
ライトを使うことであなたの存在を他の人に知らせて交通事故に遭う可能性を減らし、また道路を照らし安全に走行できます。
ライトは正面を照らすライトと後ろを照らすライトの2つ用意しましょう。
カナダの高速道路は町と町の間に電灯がないので、ライトが無いと特に早朝や深夜の走行は危険です。
ライトの明るさが小さすぎると相手に気づかれないので、最低でも1,000ルーメンの明るさのライトがオススメ💡
生活
自転車でカナダを横断するにはさまざまな生活用品が必要です。
これが無いととりあえず死ぬかもしれないと思った生活必需品をまとめました😌
テント
キャンプ場や公園、高速道路などで寝る際に利用。
ホテルやモーテルで寝ても良いですが、1日宿泊で最低 CAD 100 の支払いが必要となります。
できる限り旅費を抑えるためにテントを張ってキャンプをしましょう。
寝袋
カナダ横断の季節によっては夜寒い場合があるので、冬用の寝袋がオススメ💡
マット
僕は床に敷くマットを持っていなかったので、寝る時かなり寒かったです。
マットがあるかないかで睡眠の質はかなり変わります😌
防水バッグ・ドライバック
僕は雨で寝袋が濡れるのを防ぐのに使いました。
寝袋が雨で濡れたらマジで詰みます。
その他にも濡れたくないものを入れておきましょう😌
完全防水自転車バッグ
衣類や食品、電子機器などが濡れないようにします。
僕は最初安物の防水自転車バッグを買い、まったく防水として役に立たず後悔しました。
オルトリーブのバックが自転車旅では一番最適でオススメします。
オレンジやブラックなどの色からあなたのお気に入りのバックを選びましょう👍
保冷・保温が優れた水筒
カナダ横断旅中では50キロ以上お店も何もない道が続くこともあります。冷たい飲み物や温かい飲み物を買うのも一苦労します。
夏の暑い日はできる限り冷たい飲み物、冬の寒い日はできる限り温かい飲み物を飲める水筒を準備しましょう😌
モバイルバッテリー
スマホやゴープロなどのカメラ、自転車ライトの充電に必須。
僕は3つのモバイルバッテリーを所持していました😌
反射ベスト
早朝、夜間、天気が悪く見通しが悪い際に着用必須な反射ベスト。
雨に濡れても乾きやすいメッシュ製の反射ベストがオススメです😌
ヒートテック
州にもよりますが、カナダの夏は夜でも寒かったりします。
9月後半以降も旅を予定する方はヒートテックを持参しましょう。
またカナダにもユニクロの店舗があるので、僕は必要になった時にカナダ現地で購入しました😌
レインジャケット・レインパンツ
雨の日の走行に必須なレインジャケットとレインパンツ。
僕は値段が安いレインジャケットを購入したので、ジャケットを着ていても濡れたのが悪い思い出です😌
季節にもよりますが、10月以降は雨が降りやすくなります。特にバンクーバーは10月から春先にかけてほぼ雨天が続きます。
雨の日ももちろん使え、また肌寒い日にもジャケットを羽織れば暖かいです☀️
カイロ
僕が持っていた寝袋は最低気温5度まで対応している寝袋でした。5度以下の夜を過ごす際にはカイロを使って体を温めていました。
値段は日本のカイロと比べて高いですが、Canadian Tire などでもカイロ(Heat Pack)を買えます💡
まとめ – 【死にたくない人へ】カナダ自転車横断旅で絶対必須な持ち物
対クマ用グッズ
自転車ツール
生活
でした。
僕は大荷物で旅をするのが嫌で旅するほとんどの方が持参するマイクロストーブなど火を起こすツールは持たずに自転車旅をしました。
人によって必要なものは異なりますので、一つの例として参考にして頂ければ幸いです😌
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